오사카시립대학 도시연구프라자 니시나리 서브프라자에서 23일에 개최된 한일 세미나의 기록이 홈페이지를 통해서 공개되었습니다. 뒤쪽에 저희 guga 발표내용과 질의응답부분만을 번역하여 보았습니다

件不利地域の地域再生と居住支援に向けた
日韓セミナー

日時:2007年4月23日 16:30~19:40
場所:大阪市立大学都市研究プラザ・西成プラザ


日韓交流様子 全泓奎

報告1.「韓国・ソウル市の条件不利地域における居住政策及び地域再生モデル」
全泓奎さん(日本福祉大学COE主任研究員)

・この研究は、ソウルの条件不利地域と大阪・釜ヶ崎の比較を通じて、地域再生モデルを構築しようとするものであり、まず、研究全体の考え方について示す。
・この研究におけるソウルの「条件不利地域」は、低廉宿所地域=通称、チョッパン地域としている。
・その特徴を2つの側面からみると、剥奪が集中している地域であるチョッパンの居住者は最も社会的排除による不利益を被る結果に陥りがちであること、一方、同質階層による心理的な安心感や終の棲家としての機能を有しているという側面もある。
・地方自治体は、地域の解消を目的とし、「地区単位計画」という計画を通して改善しようとしている。
・われわれの研究の基本的な視座としては、このような取組みによる低廉住宅の滅却が低所得者の居住の不安定化につながることを問題とし、低廉住宅を居住資源としてみなすことで積極的な評価を行おうと考えている。また、現場(オンサイト)での地域再生を重視し、地域の中で課題解決を図るべきとしている。しかし、閉鎖的な対応は望ましくなく、外との交流、社会移動は必要であり、社会的なニーズにも対応していくことも重要であると考えている。
・実践的な研究をめざし、居住者も含めた研究会を設けている。調査対象地域は敦義洞103番地というところで、その概要について紹介する。
・この地域は、4,000㎡という狭い地域に1,586人/ha、1,069世帯/haの密度で居住している。96棟すべてテナントである。アクセスは建物間の小路しかなく、敷地規模も狭小である。
・歴史的な流れをみると、植民地時代の公娼街が私娼街になり、60年代の当局の取締りにより、宿泊街へと変化した。この地域は都心に位置し、周辺には公園や映画館などがある。
・地域居住者による聞き取り調査から、この地域に対する当事者の意見をみると、不利益な点という点からは、飲酒や喧嘩、サービス提供の限定化、社会的な孤立等があり、逆に良い面としては、住み続けたいという意向が強いこと、野宿経験者には脱野宿の第一歩としての役割があること、様々な社会サービスへのアクセスが容易であること等を指摘できる。
・また、聞き取り調査によると、対象者の希望や地域のビジョンとしては、安心居住を求めていること、仕事への希望、特に地域の中での就労(例えば地域の居住環境の改善等)に対する希望があること等の特徴があり、安心居住と自立居住の両方を実現できるような地域ビジョンを描くことが必要であると考えている。

日韓交流様子 金善美さん

報告2.「敦義洞地域における居住者実態調査」
金善美さん(成均館大学校社会福祉研究所研究員 / ソウルデジタル大学兼任教授)

・敦義洞地区の調査を担当。2006年10月半ばから6週間、居住者との面接による調査を実施した。露宿人人権共同実践団のボランティアが調査員となり、調査を行った。
・690世帯が居住しているが、70項目にわたって、聞き取り調査を行った。対象者は40~59歳の人が最も多いが、60歳以上も27.6%を占めている。
・チョッパンの意味、実態、特徴などを把握した。
・まず、チョッパンに住む直前の住居形態をみると、上(持ち家・借家)から下(チョッパン)へ、下(野宿)から上(チョッパン)への2つの流れがある。
・地域内の住宅は、敷金なしの月貰(旅館、旅人宿、考試院)27.4%、最低住居形態38%である。
・住宅において不便な点は、トイレ・台所・シャワーができないこと等の設備の不備と、部屋の狭さ(2畳~3畳弱)が挙げられている。
・居住地域に対しては、木造住宅密集で防音性能が低いための騒音の問題、ごみの問題等が挙げられている。
・住宅基本法で定められた最低居住水準というのがあるが、「居住の貧困」を住居費の面でみると、収入に対する住居費の比率が30%以上である状態を指しており、同地域の場合は下表のとおりである。家賃は、平均214,000ウォン/月、宿泊料7,000ウォン/日である。

所得の中で住居費が占める割合

全世帯

受給世帯

非受給世帯

30%以下

17.7

5.4

30.1

30%以上50%以下

26.5

25.7

27.4

50%以上70%以下

40.8

62.2

19.2

70%以上100%以下

9.5

6.8

12.3

100%以上

5.4

-

11.0

100.0
(147世帯)

100.0
(74世帯)

100.0
(75世帯)


・居住移動に対する意思は、チョッパンに住むことが恥ずかしいと思っている人が多いが、脱野宿者はここで居住できることに満足している。他の地域への移住が困難であると考えている人も多く、持続居住希望・移住希望が半々であるが、高齢ほど「居住し続けたい」が多くなっている。
・チョッパンは、脱野宿で地域定着のための資源としての機能、底辺層にとっては、最後の居住資源としての機能を持っていると言える。一方、居住の多様さに対応できないことから移住を考えている人もいる。
・居住者の属性をみると、高齢単身男性が多く、平均1.08人/世帯、平均世帯主年齢53.2才、男性世帯主87.8%である。大多数(91.7%)が単身者で長期居住平均19.6年、家族とは疎遠である場合が多く、近隣とも「一緒に話をする」程度で関係は希薄である。
・経済的欠乏についてみると、平均世帯月収46.5万ウォン、受給世帯44万ウォン、非受給世帯49万ウォンである。受給世帯の場合、所得は貧困線(生計費支援水準)以下に留まっており、非受給世帯の場合も最低生計費120%以下が多い。
・雇用不安定の問題、健康状態が脆弱な人の多さ、チョッパン相談所が提供するサービスの利用がほとんどである。そのほか就労のあっせんに対するニーズは高いが相談所では十分に提供されていない。 
・以上のようなことから、チョッパンの居住資源としての役割は重要であると考えられる。しかし、劣悪な居住環境の改善は今後の課題であり、地域の活性化につながる活動も必要であると考えられる。
・チョッパンを経営している人たちについては、これから調査を実施していく。

日韓交流様子 金善美さん

報告3.「SEOUL Doni-dong 103: Jjokbang」
Cho Jung-goo(guga建築代表、2000年開設、都市の研究・設計)

・敦義洞103番地のチョッパンの実測を行っている。
・都市踏査を長年実施しており、町の観察と建物の内部調査を行っている。
・調査対象地域の実測した地籍図(1912年と1997年)をみると、昔からの敷地の変化(分割)がよくわかる。また、表の幹線道路と裏の路地の関係もよくわかる。また、改修工事の時に、内部に入り、スケッチを行っている。
・敦義洞の周辺は、劇場等があり、その裏側の商業エリアに隣接して古い韓屋や屋台が残っている。敦義洞103番地には4箇所で外部の街路に接している。
・狭い路地に面する古い建物群の中には、タイル貼りのもの、高層化するもの等も出てきている。店舗もあり、共用空間の代替となるコミュニティ空間になっている。
・実測は3棟について行い、2006年10月と2007年3月に実施した。
・最初の事例は、古いタイプの建物で、2階にチョッパンがある。はしごのような階段でアクセスする。道路より宅盤は低く、道路改修前の建物であることがわかる。トイレは路地側に増築されている。
・2つ目の事例は、2階にチョッパンがあったが、今は家族の部屋になっているものである。
・最後の事例は、新築に近い大規模な改修例である。2つの敷地をあわせており、建物の規模は他のものに比べ大きい。わずか70cmほどの廊下に面して、チョッパンが並んでいる。その広さは小さいが、設備の水準は従来のものより向上しており、各階に共用のトイレ、シャワールームがある。

質疑応答:

Q:チョッパン相談所の設立主体は何か?
A:公共(区立)である。
Q:敦義洞103番地の1912年当時の敷地のもともとの利用形態は何か?また、細分化されたあと、筆ごとに所有は分かれているのか?
A:料亭であったものが、公娼街に変化したと思われる。GHQにより廃止され、敷地は細分化された。所有はそれぞれの筆ごとに分かれており、売買も発生している。
Q:最低生計費と受給世帯の収入の差はなぜ生じているのか?
A:生活保護には、現金と現物給付があるためで、どちらかを受けない人がいるため。
Q:チョッパンという言葉の定義は何か?地域の呼称となっているのか?
A:小さい部屋のこと。漢字は無く、定義はあいまい。「ドヤ」のような差別的なニュアンスはある。地域によって定義は異なり、釜山のチョッパンは旅人宿(1カ月程度滞在)のことである。
Q:チョッパンとスクォッターの関係はどのようなものか?
A:一部重なるものもあるが、全体としては異なる。
Q:低廉住宅は減少しているのか?
A:再開発が行われると、従前居住者は周辺のチョッパンへ移動する。その結果、家賃は高騰する。民間住宅の借上げ等もあるが、地域が解体してしまうことが問題である。

日韓交流様子2日韓交流様子3

報告4.「釜ヶ崎のまちづくりについて」 
ありむら潜 (釜ヶ崎まち再生フォーラム事務局長)

・釜ヶ崎で住民主導のまちづくりを実践している。
・フォーラムの役割の一つは、内外のヒト・情報・ノウハウ・モノ・カネ ビジョンづくりと事業化の両面を行うことであり、もう一つは研究を行うこと等である。
・活動の1つとしては、各種ひろばの開催がある(月例まちづくり広場)。2つめは、調査研究や発信活動(公的な調査への協力も)があり、さらに、3つめとしては、サポーティブハウスの運営、運動会の開催や地域ガイド事業等がある。
・これからの課題としては、行政による社会的排除を阻止すること(住民票の問題等)、ホームレスの多様化(若年ホームレスの増加等)の問題提起、生活保護制度の有効活用、ホームレスたち自身のまちづくり参加の支援、10、20年後のまちづくりビジョンの作成等がある。
・「居住のはしご」の役割は、全居住形態における中間施設の位置づけを認めたことにある。ステップアップを促すことの重要性を示している。この考え方からサポーティブハウスが生まれた。
・今後の課題としては、ホームレスが発生する要因の解消、すなわち抜本的解決を忘れないことと、ホームレスの自己選択権を尊重すること等が重要であると考えている。

報告5.「虹の連合ホームレス調査の途中経過と政策課題」
水内利雄(大阪市立大学都市研究プラザ教授)

・脱野宿への様々な経路とホームレス支援の4つのステージをみると、中間居住施設の重要さがわかる。ただし、現在、民間のNPOに運営が任されており、不安定であるという問題がある。
・課題は、公的なサービスによる最低限の水準の確保、ボランティアへのインセンティブ、自律的な活動への支援等である。
・居住不安定者への総合的な支援を確立することが2007~2011年の課題であり、現在、「虹の連合全国ホームレス調査」のまとめを行っている。
・西成区での調査結果によると、生活保護の2/3が日雇い労働者を経験し、1/3が野宿を経験しており、区内に広く居住している。このため、区全体で取り組むことが必要であると思われる。特徴としては、高齢単身者は地域とのつながりが少ないということがわかっている。


보고3. 「서울 돈의동 103번지, 쪽방」

조 정 구 (guga 도시건축 대표, 2000년개설, 도시의 연구-설계)

․ 돈의동 103번지 쪽방 실측을 하였다.

․ 도시답사를 오랜 기간 걸쳐 하고 있으며, 마을의 관찰, 건물의 내부조사 등을 행하고 있다.

․ 조사대상지역을 실측한 지적도(1912년과 1997년)를 보면, 예부터 내려온 필지의 변화(분할)을 잘 알 수 있다. 또, 앞에 있는 간선도로와, 안쪽의 골목의 관계를 잘 알 수 있다. 또, 개수공사 당시 내부에 들어가 스케치 등을 하였다.

․ 돈의동 주변은, 극장 등이 있으며, 그 안쪽에 형성된 상업지역과 인접하고 있어, 오래된 한옥과 포장마차 등이 남아있다. 돈의동 103번지에는 외부가로와 접하는 4개의 출입구가 있다.

․ 좁은 골목에 면한 오래된 건물군 중에는, 타일을 마감재로 한것, 고층화(3층을 의미)한 것 등도 보이고 있다. 안에는 가게도 있어, 공용공간의 역할을 대신하며, 코뮤니티 공간이 되어 있다.

․ 실측은 3동을 하였으며, 2006년 10월에서 2007년 3월사이에 실시했다.

․ 최초의 사례는, 옛날 타입의 건물로, 2층에 쪽방이 있다. 사다리같은 계단으로 접근한다. 도로보다 주택의 바닥이 낮은 것으로 보아, 도리개수전의 건물임을 알 수 있다. 화장실은 도로쪽에 증축되어 있다.

․ 2번째 사례는, 2층에 쪽방이 있었지만 지금은 가족이 쓰는 방이 된 예이다.

․ 마지막 사례는 신축에 가까운 대규모 개보수사레이다. 2 필지를 합친 것으로, 건물의 규모는 다른 것에 비하여 크다. 겨우 70cm정도의 좁은 복도에 면하여, 쪽방이 늘어서 있다. 그 넓이는 좁지만, 설비의 수준은 종래의 것에 비하여 향상되어 있으며, 각 층에는 공용의 화장실, 샤워룸 등이 있다.

질의응답:

Q : 쪽방 상담소의 설립주체는?

A : 공공(구립)이다.

Q : 돈의동 103번지의 1912년 당시의 원래 이용행태(기능)은 무었이었는가, 또 세분화된 후에 필지별로 소유가 나누어졌는가?

A : 요정이었으나, 공창가로 변화했다고 여겨진다. GHQ에 의해 폐지되고, 필지는 세분화되었다. 소유는 필지별로 나누어져, 매매도 발생하고 있다.

Q : 최저 생계비와 수급세대 수입의 차는 왜 생겨나는가?

A : 생활보호에는 현금과 현물급여가 있기 때문으로, 어느 한쪽을 받지않는 사람이 있기 때문이다.

Q : 쪽방이라고 하는 말의 정의는 무었인가? 지역의 호칭으로 되어있나?

A : 작은 방이라는 뜻. 한자는 없고, 정의는 애매하다. 「도야」(일본의 쪽방)처럼 차별적인 뉴앙스가 있다. 지역에 따라 정의는 서로 다른데, 부산에서 쪽방은 여인숙 (1개월정도 체재)을 의미한다.

Q : 쪽방과 스쿼터의 관계는 어떠한가?

A : 일부 겹치는 부분이 있으나, 전체로서는 서로 다르다.

* 여기서 스쿼터는 불법점유자를 의미하는 것으로, 서구에서는 빈 집 등에 들어가 점유를 하는 것을 의미하나, 우리나라의 경우에는 ‘신발생무허가 거주지 - 비닐하우스 촌’을 의미한다. 답부분에서 일부 겹치는 부분이 있다고 하였으나, 실제로 쪽방과 비닐하우스 촌을 서로 다르다. 비닐하우스 내에 작은 방단위로, 쪽방처럼 열악한 주거에서 생활하는 경우가 있음을 말하는 것이지만, 불특정대상자에게 일세나 월세로 운영되는 쪽방의 특성과는 차이가 있다.

Q : 저렴주택은 감소하고 있는가?

A : 재개발이 행해지면서, 종전에 거주하던 주민들이 주변 쪽방으로 이동하고 있다. 그 결과 임대료가 오르고 있다. 민간주택의 민간주택을 빌려주는 것(정책)도 있으나, 오히려 문제는 지역이 해체되어 버리고 마는 것에 있다.




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